2011年5月1日日曜日

【0501】復興のカギ

今回の被害認定調査でお手伝いをする、村松研究室修士2年の金指です。今日は急遽、事前視察という形で仙台市の数か所を回りました。後半は車も運転させてもらい、最近は非難される一方の都市インフラがどれほど重要なものなのかも再確認しました。被災者の方にとっても、被災地を車で移動できることは大きな力になると思います。全体としては、やはり津波の被害を甘くイメージしていたことを改めて思いました。



「どう考えればいいかわからない」というのが正直なところです。ですがあえて言えば一口に震災といっても様々な形の爪痕があると感じました。津波によって以前の面影が分からないほど被害を受けている場所も、逆に被災前の状態を想像できてしまう場所もあります。個人的には後者の方、つまり街区はある程度残っているが随所に大小様々なダメージがある場所の方がズキッとくるものがありました。
ただ、逆にこのような場所に残る「昔を想像できるもの」が復興のカギになるのかもしれません。今日の最後に見つけた、ガレキの足元に芽生えたスイセン。ボランティアという立場ではありますが、建築や都市の研究にかかわる身としてこのような「まちの息吹」を見つけていければいいと思っています。  (金指)


1 件のコメント:

  1. ハイビスカス・・・?水仙では?
    水仙は背が高いので、首元まで土砂で埋まってしまったのか、土砂のなかから顔をだしたのか、どちらかのように見えます。
    現地から「今日の声」という感じがとてもよく伝わってきます。
    下段の考察に対して、一緒に何か考えたいと思います。

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