2011年5月5日木曜日

【0504】変わるもの、変わらないもの

ようやく調査の勝手も分かってきたところですが、今日と明日の午前で調査はおしまいです。今までで一番多く、70件以上を回りました。前半は昨日の続きの比較的古い住宅地(土手外東)を、後半は七北田川を挟んだ反対側の新興住宅地(洞ノ口)を調査しました。

実は70件という調査件数にはカラクリがあって、後半の方は被害のない建物が半数以上あって調査にあまり時間はかかりませんでした。一方で今日は住民の方とお話をする機会が多く、同じ地域でも被災程度や建物の築年数によって反応はだいぶ異なると感じました。



被害の大きい住宅の方は細かい部分もしっかり見てほしいという印象を受けます。(被害程度によって補助の種類が変わってくることもあると思いますが)逆に新築や被害の少ない家はそもそも調査員の立ち入りを好ましく思わなかったり、「あまり大きな被害じゃないですよね?」という具合で大きな騒ぎにしたくないという感じが伝わってきました。被害の種類や住人の方の反応は千差万別ですが、どの方も近隣の被災状況はかなり把握しているようでした。 




被害そのものでいえば、やはり建物の築年数によって一見した様子はだいぶ違います。ただ、今回の調査地域全体として近所で農業をやっている方が多く、もう 作業を再開しているようでした。というよりは家庭農園を持っている家が多いのか、写真のような土地が目立ちます。被災地には一刻も早くハード面の整備をす る必要があると思いますが、同時にこの農園のように震災前とそれほど変わらずに続けられることをサポートしていくことも重要だと思っています。 (金指) 


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