2011年6月9日木曜日

【0505】 全壊判定建物、設計事務所が関わった建物

 今日の調査は半日のため昨日までとは異なるペアとなり、調査街区も昨日までの新興住宅地から、少し農地も残るエリアが担当になりました。調査対象は木造の比較的新しいハウスメーカー系の住宅が主で主でしたが、設計事務所が関わっているRCの建築もあれば、全壊判定を出した木造住宅もありました。 全壊の木造住宅は長らく空き家だった様で状態が悪く、造成した地盤が下がって部分的ですが建物の傾きがありました。下降した地盤に建っていた石塀や塗り壁、ガラス建具も落下して危険な状態でした。



 設計事務所が関わった建築にも被害はありました。メインの構造体はRCと思われますが、厳密にはRCとSの混合造の様です。


地盤の悪さを想定して、くい打ちの上(住人談)、地盤からRC柱を斜めに突き立てる様にした構造で、堅固に設計したと見え正面のガラス、壁面の被害はほぼ皆無でしたが、基礎に被害が見られ、地盤の悪い地域での設計の怖さを感じました。(中山)

0 件のコメント:

コメントを投稿